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カテゴリ: レビュー

2015年の秋頃から始めた読書とそのブックレビュー(書評)ですが、それ専用のブログを開設したので、これからはそちらにて掲載していく予定です。やはりゲームとはだいぶジャンルが違うので、分けたほうがいいかなと^^;

まだまだ読むペースが遅いので、更新頻度は高くありませんが、気になる方がいらっしゃれば覗いていただけると幸いです。

■本とのトコロ
http://hontonotokoro.blog.jp/

久しぶりのファインマンシリーズです。前回の「ご冗談でしょう、ファインマンさん」の続編にあたる一冊ですが、本書ではファインマンにとっての最愛の人「アーリーン」との馴れ初めや、ファインマンの逸話で有名なスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故調査についてをメインに記されています。

困ります、ファインマンさん
岩波書店 (1988/7/8)
リチャード・P. ファインマン   (著),    大貫 昌子 (翻訳)

私に読書を勧めてくれた人が、昔ハマって読みあさったというファインマンシリーズ、今回は自叙伝だった前作とは違い、いくつかのエピソードに焦点を絞っての作品になっています。アーリーンとの仲や病気のことなども、非常に彼らしくユニークではありましがた、やはりチャレンジャー爆発事故の調査委員になったあとのエピソードがとても面白かったです。科学とは何か、真実とは何かを追求する辺りなどは、読んでいて自分もそうありたいと思えてきます。

私ももう少し勉強熱心だったら、もっと沢山の本を読んでいたら、今とは全く違った生き方をしていたかもしれません。

年末年始にかけていろいろ読んでみようと思い、今までと違ったジャンルの本を手にとってみました。以前からなんとなくですが、「」や「自我」に関してもっと勉強してみたいという気持ちがあったので、今回は「自殺」に関する一冊です。こういうふうに書くと重々しい感じがしますが、「自殺志願者を救うためには何ができるか」というのがこの書籍のテーマになっています。

「自殺志願者」でも立ち直れる
講談社 (2010/11/30)
藤藪 庸一   (著)

私は、いわゆる一般的な形の家庭ではなく、少し特殊な環境で育ったということもあり、子供のころから漠然とですが死や自殺に関して考えることが多く、特に今年に入りいろいろなことが立て続けに起こった為、またそのときの思考がよみがえりつつありました。そんななかこの本とであったわけですが、タイトルの通り「自殺志願者」がまた社会復帰できるように著者が活動している内容が、主に書かれています。牧師である著者が自殺志願者の支援活動をしている教会を引き継ぎ、家族とともに自殺の名所で自殺をしようとしている人たちと接触し手を差し伸べ、支援していくというのが活動内容のようです。

本書の大半を占めている活動内容の中に登場する自殺志願者達は、共通して貧困や病気などを抱えている傾向があるようです。そういった人たちの心を癒し、再び自立して社会に戻れるようにするというのは、想像以上に大変そうだなと、読んでいてすごく伝わってきます。

私自身、「自殺をしたいというなら自由にさせてやればいいのではないか?」と考えていましたが、自殺志願者たちは死にたくて自殺を考えているわけではなく、追い込まれてそれしか選択肢がなくなってしまったから自殺しようとするのであって、決して死にたいわけではないということが書かれていました。そういった人たちを救助・支援できる仕組みを国がもっと真剣になって考え、用意する必要があると本書では述べていて、私もこれにすごく共感させられました。

今回も、ガンに関する一冊です。手術などの外科療法、抗がん剤などの化学療法、それに放射線治療のガン三大療法とは違う、免疫療法に関する内容です。免疫療法の中でも水溶性キトサンに焦点を当てて、効能や体験談などが記されています。

ガンは免疫療法で治る
東洋出版(2003/04)
大木 幸介【監修】/景 世兵【著】
(amazonで販売されてなかったので、紀伊国屋のリンクです。)

ガン三大療法といわれる一般療法と併用する形で「低分子の水溶性キトサン」を摂取することで、免疫力を高めてガンを小さくしたり治療の副作用を抑えたりするという働きについて記されています。ですが、その内容が「ほかはダメだけどこれさえあれば大丈夫」的な書き方になっていて、非常に違和感を感じました。特に後半、沢山の体験談が載っているのですが、それも「ガンだ→調べたら水溶性キトサンがいいらしい→大量摂取→ガンが無くなった(小さくなった)」というものばかりで、まるで信仰宗教のようでした。

ただ、キトサン自体はかなり研究されていて、体にもいいということらしいので、決して間違ってはいないとは思うのですが、手術や抗がん剤でいうところの成功率などと同じように、水溶性キトサンを摂取して、どの程度の割合で回復傾向に向かっているのかとかも、データとして示してほしかったところです。

(amazonで販売されていないので、同じ著者の似たような本を貼っておきます)

前回の長い本とは違い、今回は比較的短めです。ファインマンシリーズ同様、こちらもいろんな種類を読もうと思っている「ガン」関連の本です。前のは「抗がん剤」でしたが、今回読んだのは「乳がん」に関する一冊です。解説というよりかは、著者の体験記のような内容になっています。

女医が乳がんを乗り越えた時―「乳がんです。乳房全摘です」
メタモル出版 (2011/01)
安藤 郁 (著)

前のときにも書きましたが、今年に入り私にとっては他人事ではなくなってしまった分野です。とにかく今は情報がほしくて、気になった本からどんどん読んでみようと思っています。タイトルどおり、著者である女医が乳がんを宣告されて、それを実際に乗り越えたときの話がメインのようですが、全150ページほどある内容の中で、乳がん関連の部分は、約1/3程度です。最初の1/3は著者の生い立ちというか何故医師を目指したのかなどの内容になっていて、正直読み始めたときは「関係あるのか?」と思いましたが、その生い立ちがかなり壮絶で、気づけば引き込まれていました。中盤の1/3は乳がんに関する部分で、病名の宣告から手術を受けるかどうかという迷い・葛藤などが描かれ、家族の絆のようなものにも触れています。最後の1/3は再発防止策や予防医学に関するものです。

著者の生い立ちや手術前後の内容が、私の環境と似ている部分がいくつもあり、正直かなり感情移入してしまう自分がいました。かなり複雑で数奇な運命をたどってきた著者の人生も、共感させられるものがあり、決して他人事ではないような気がしてきます。また、手術に関しては家族の大切さを著者が再認識していて、これに関しては私も「そうしたかった」という後悔のようなものがあるので、非常に複雑な気持ちです。

後半部分の予防医学ではサプリメントや食生活にも触れていて、私自身長いことサプリメントを愛用しているため、もう一度摂取しているサプリを見直してみようかなと考えています。

ガンや抗がん剤に関する知識を高めるというよりかは、医師という立場で乳がんと戦って、いまなお再発防止に努めている体験記とういう内容から、どちらかというと当事者やその関係者達に勇気を与えるような一冊に仕上がっていると思います。

今回は、久しぶりとなるファインマンに関する本です。私が読書を始めた際の最初の本がファインマンシリーズだったことと、私に本を薦めてくれた人もファインマンに関する本を一時期ハマって沢山読んだと言っていたので、私も再びファインマンに関する本を読むことにしてみました。今回はそんなノーベル賞物理学者リチャード・ファインマンの物理学者としての業績を記した一冊です。

ファインマンさんの流儀―すべてを自分で創り出した天才の物理学人生
早川書房 (2012/01)
ローレンス・M. クラウス (著),    Lawrence M. Krauss (原著),    吉田 三知世 (翻訳)

400ページ以上と長く、まだ読むことに慣れていない私にとっては読み終えるまでにかなり時間がかかってしまいました。内容としては、物理学者としての業績にスポットが当てられているためか、以前読んだ「ご冗談でしょう、ファインマンさん」と比べると、やはり専門的な単語や言い回しが多く、物理初心者の私にはかなり難しく感じました。特に物理学に関する実験や理論の解説が非常に長く言いまわされていて、もう少し端的に説明してほしいなぁと感じる部分が多かったです。ですが、ファインマンの物理に対する考え方などは、他の物理学者とは異なっていて非常にユニークで、会った人たちが皆影響を受けるということがよく伝わってきました。

今回は、今までの物理関係の本から一旦離れて、ガン治療、それも抗がん剤治療に関する本です。最近は有名人のガンとの闘病生活が話題になることも多いですが、その中でも抗がん剤治療を行う際に、知っておくと非常にためになることが、分かりやすく記されています。

 抗がん剤治療を受けるときに読む本
緑書房; 四六判版 (2015/5/28)
加藤隆佑 (著) 

ずばりタイトルの通りの本です。自分、もしくは家族が抗がん剤治療を受けることになったときに、非常に役に立つ内容が、医師の目線から患者の立場になって、分かりやすく書かれています。特に副作用に関する記述が多く、「無理をしない」「充実した生活のために治療をする」などの、抗がん剤治療をする際の不安要素となる部分を、1つずつ紹介しその解決方法を提示してくれています。また難しい用語は薬の名前ぐらいで、一般の人でもすんなりと読めると思います。

実は私も、今年に入り他人事ではなくなったため、読書を始めたこともあり読んでみました。いままでガンや抗がん剤に関する知識がほとんどなかったので、1冊読んだだけでもだいぶいろんなことを知ることができました。「つらい副作用を我慢して治療を続けるのではなく、時には治療を休んで体調を整えることも重要」というのは、私の中では「そうだったのかぁ」というほど目からうろこでした。また、抗がん剤治療以外でも、食事やメンタル面など、日々の生活の中にもガンを治す・小さくできることがあるというのにも驚きました。ガン治療には正解がなく、いろいろな答えがあるようなので、今後もいろんなタイプのガン関連の本を読んでみたくなりました。

本を読む習慣がなかったので、最初は1冊に2週間ほどか買っていましたが、少しずつ読むペースが上がってきたような気がします。今回も物理に関する一冊です。

量子力学の解釈問題―実験が示唆する「多世界」の実在 (ブルーバックス)
講談社 (2008/5/21)
コリン・ブルース (著),    和田 純夫 (翻訳)

タイトルの通り、量子力学に対する解釈の歴史と筆者の考えが織り交ざった内容になっています。主に多世界解釈の部分が多かったかな。物理に興味があったので試しに手にとって読んでみましたが、正直、予備知識なしの自分ではほとんど理解することができなかったです。本のあとがきにもそう記されていましたが、ある程度物理に、それも量子力学に関しての知識がないと、解説内容が複雑すぎて、すぐについていけなると思います。「デコヒーレンス」「オッカムの剃刀」「ヒルベルト空間」などなど、出てくる単語もだいぶサッパリでした。

ですが、この本を読んで量子力学が嫌になるという感じもありませんでした。こういう世界があるんだと思うと、よりいっそう詳しく知りたくなる、という感じになりました。そういう意味では、だいぶ早かったかもしれませんが、いつかまた読み返してみてもいいかもしれないと思える一冊だと思います。

前回、物理学者の自叙伝を読んだ際に、むかし物理学に興味があってよくサイエンス動画を観ていたことを思い出しました。加えて、図書館でたまたま目に付いて手に取った本の著者が、むかしサイエンス動画を観て非常に興味を引かれたマレット教授だったこともあり、3冊目はこれにしました。

タイム・トラベラー タイム・マシンの方程式を発見した物理学者の記録
祥伝社 (2010/7/27)
ロナルド・L・マレット  (著),    ブルース・ヘンダーソン   (著),
竹内 薫   (監修),    P.M.Ken (写真),    岡 由実 (翻訳)

米コネチカット大学の理論物理学教授ロナルド・マレット博士の半生を振り返った自伝的な内容の一冊です。幼い頃の出来事や、物理学を学ぶまでの道のり、その後の学者としての研究などなど。加えて、彼がどのようにしてタイムマシンの研究・開発をすることになったのかの経緯も、この本の中では重要な要素として記されています。

タイムトラベルというテーマということで、かなり難しい専門的な単語や表現などが少なくありませんでしたが、数多くのタイムトラベルをテーマにした作品に影響を受け、また偉大な物理学者たちに支えられて、辛い過去を乗り越えて今に至るというマレット教授の半自伝になっているため、読みづらいということはあまりなかったです。

この本を読んで、またあのサイエンス動画も観たくなってきました。

二冊目となる本は、もちろん前回の続きに当たる「ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)」です。

ご冗談でしょう、ファインマンさん―ノーベル賞物理学者の自伝〈2〉
岩波書店 (1986/7/4)
リチャード P. ファインマン   (著),    大貫 昌子 (翻訳)

ノーベル賞物理学者、R・P・ファインマンの自伝、上巻からの続きとなる下巻では、教授としての仕事や来日した際のエピソードなど、より大人な立ち振る舞いが目立ちます。カジノでのやり取り、バーでのユニークな話、ブラジルで感じた教育方など、彼が好奇心があらゆる方向に向いていることが伺えます。ドラムが好きでパーカッションを叩く話は、とても物理学者とは思えないほど愉快な内容です。

前回同様、多少難しい用語は出てきますが、基本的には彼が経験した出来事が中心なので、それほど難しくはないかな。これほどまでに自由に生きれたらどんなに楽しかっただろかと、考えさせられてしまいました^^;

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