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タグ:物理学

アメリカにある観測施設「LIGO」の国際研究チームが15日、アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴで開かれているアメリカ天文学会の会議で「重力波」の2回目の観測に成功したと発表したそうです。

2月に発表された最初の観測以来です。これでようやく信頼度が上がったということになるのかな。

■2度目の重力波観測、天文学はいよいよ新時代へ
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/061700226/

久しぶりのファインマンシリーズです。前回の「ご冗談でしょう、ファインマンさん」の続編にあたる一冊ですが、本書ではファインマンにとっての最愛の人「アーリーン」との馴れ初めや、ファインマンの逸話で有名なスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故調査についてをメインに記されています。

困ります、ファインマンさん
岩波書店 (1988/7/8)
リチャード・P. ファインマン   (著),    大貫 昌子 (翻訳)

私に読書を勧めてくれた人が、昔ハマって読みあさったというファインマンシリーズ、今回は自叙伝だった前作とは違い、いくつかのエピソードに焦点を絞っての作品になっています。アーリーンとの仲や病気のことなども、非常に彼らしくユニークではありましがた、やはりチャレンジャー爆発事故の調査委員になったあとのエピソードがとても面白かったです。科学とは何か、真実とは何かを追求する辺りなどは、読んでいて自分もそうありたいと思えてきます。

私ももう少し勉強熱心だったら、もっと沢山の本を読んでいたら、今とは全く違った生き方をしていたかもしれません。

今回は、久しぶりとなるファインマンに関する本です。私が読書を始めた際の最初の本がファインマンシリーズだったことと、私に本を薦めてくれた人もファインマンに関する本を一時期ハマって沢山読んだと言っていたので、私も再びファインマンに関する本を読むことにしてみました。今回はそんなノーベル賞物理学者リチャード・ファインマンの物理学者としての業績を記した一冊です。

ファインマンさんの流儀―すべてを自分で創り出した天才の物理学人生
早川書房 (2012/01)
ローレンス・M. クラウス (著),    Lawrence M. Krauss (原著),    吉田 三知世 (翻訳)

400ページ以上と長く、まだ読むことに慣れていない私にとっては読み終えるまでにかなり時間がかかってしまいました。内容としては、物理学者としての業績にスポットが当てられているためか、以前読んだ「ご冗談でしょう、ファインマンさん」と比べると、やはり専門的な単語や言い回しが多く、物理初心者の私にはかなり難しく感じました。特に物理学に関する実験や理論の解説が非常に長く言いまわされていて、もう少し端的に説明してほしいなぁと感じる部分が多かったです。ですが、ファインマンの物理に対する考え方などは、他の物理学者とは異なっていて非常にユニークで、会った人たちが皆影響を受けるということがよく伝わってきました。

前回、物理学者の自叙伝を読んだ際に、むかし物理学に興味があってよくサイエンス動画を観ていたことを思い出しました。加えて、図書館でたまたま目に付いて手に取った本の著者が、むかしサイエンス動画を観て非常に興味を引かれたマレット教授だったこともあり、3冊目はこれにしました。

タイム・トラベラー タイム・マシンの方程式を発見した物理学者の記録
祥伝社 (2010/7/27)
ロナルド・L・マレット  (著),    ブルース・ヘンダーソン   (著),
竹内 薫   (監修),    P.M.Ken (写真),    岡 由実 (翻訳)

米コネチカット大学の理論物理学教授ロナルド・マレット博士の半生を振り返った自伝的な内容の一冊です。幼い頃の出来事や、物理学を学ぶまでの道のり、その後の学者としての研究などなど。加えて、彼がどのようにしてタイムマシンの研究・開発をすることになったのかの経緯も、この本の中では重要な要素として記されています。

タイムトラベルというテーマということで、かなり難しい専門的な単語や表現などが少なくありませんでしたが、数多くのタイムトラベルをテーマにした作品に影響を受け、また偉大な物理学者たちに支えられて、辛い過去を乗り越えて今に至るというマレット教授の半自伝になっているため、読みづらいということはあまりなかったです。

この本を読んで、またあのサイエンス動画も観たくなってきました。

私はよく時間が空いているときに、YouTubeでサイエンス系などの動画を観ます。

今回オススメする動画はこちら。


猫と月とサイコロ」。
物理学をかじったことがある人ならタイトルでピンとくるかもしれません。
量子論について、初心者でも分かりやすく解説してくれている動画です。

1時間と少し長いですが、この手のネタが好きな人ならあっという間に感じると思います。
粒子であり波でもあるという解釈の辺りが、かなりややこしいですが^^;

この動画のキーワードは「解釈」ですかね。

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